チノパンでBlurなブリットポップスタイル！

2021/08/08 20:45

Clover Over Doverのクヌギヤマです。

ちょっと前にYouTubeで取り上げましたトピックについてブログでも触れていきます！

チノパンでブリットポップ！

ということで、

そのままです。

焦点を当てたのはOasis…ではなく

Blurの方でした！

実はYouTubeで紹介したチノパンは動画公開後にあっという間に全部売れてしまいまして、ここで紹介するアイテムはもうないのですが、アーカイブ的な感じで参考にして頂ければと思います！

もちろん今後も集めますので、その時はぜひ！

今回のブログ記事ではどんな感じで合わせたらBlurっぽいか、ということで、スタイリング中心に解説していきたいと思います。

その中でも取り上げるのは一つのスタイリングですが、けっこう面白い仕掛けとともに組んだのでぜひご覧ください。

あとは無理やりBlur豆知識も入れていくので、これを機にBlurの素晴らしさも知ってもらえたら！

では彼らの参考写真をいくつか

最高ですね！

イメージの共有ができましたでしょうか！？

ブリットポップな服装の時はLevi’s 501あたりが良いね！

と言ってきましたが、バリエーションを出したいですよね。

そんな時にチノパンです！

これだけで個人的にはかなりBlurだなと思うのですが、どうでしょう？

スタイル的にはGreat Escape以降のイメージです。

合わせたのはヨーロッパのチノパンとオールドStussyのTシャツ。

太めのシルエットが良いですね！

ブリティッシュロックバンドなのにStussyという超アメリカンなアイテムというのが、エッジが効いてるかと。

これを選んだ理由はこの写真

デーモン、グレアム、ともにがっつりStussy

このミスマッチ感がまたBlurの感性。

デザインの選び方もちょっとだけ大人しめなのがポイントです。

このほかにも当時はアメリカ古着っぽいスウェットとかもたくさん着てましたね。

なぜなら、

Blurファンなら共通認識、

オルタナ傾倒時期ですね！！

初期はあからさまにUKロックらしいファッションでしたが、この頃から音楽性、ファッションともにUSオルタナティブロックの影響が出始めます。

その流れでアメリカンな香りのするファッションに移行している時期ですね。

原因としてはGreat Escapeで音楽性がポップになり過ぎて苛立っていたグレアムにあると思います。

サウンドも壮大になっていましたが、ギターの出番が明らかに減っているのは聴くとすぐ分かります。

これに関してはポップミュージックを作りたがっていたデーモンの意向でしょう。

その後に超絶USオルタナティブサウンドな

セルフタイトルの”Blur”をリリースします。

グレアムの意見がかなり反映されたサウンドです。

ぶっ飛ぶくらい最高の音が入ってますので、ぜひおすすめ。

グレアム良かったね！！！！

グレアムってイギリス人で、イギリスのバンドのギタリストではあるのですが、彼のスタイルはUSインディー、オルタナ、ローファイの影響がすんごく強いです。

要は荒々しいギターが鳴らないと始まらない音楽が好きなのですね。

あるインタビューではパンクロックがやりたいんだ！って答えてました。

PAVEMENTのスティーブ・マルクマスとも仲が良かったし、Dinosaur Jr.のTシャツも着ていたし、そんなところからも彼のUSオルタナ志向が分かります。

Blurの音楽性の変化はグレアムにとって相当なストレスだったと思います。

シャイな性格で、思っていることがなかなか言えない性格というのはよく知られていますね。

それでもギタリストらしく、黙々と、デーモンに負けずに弾いていたグレアムは最高にカッコ良かった。

BlurというのはOasisと戦っていたバンド、というか、メディアによって戦わせられていたのですが、本当はグレアムとデーモンの対決。

僕はこれだと思います。

デーモンが作り出すポップミュージックにいかにグレアムが反骨的でノイジーなギターで立ち向かってくるか。

この戦いこそBlur。

そしてそこには友としての友情もあるのですね。

メンバーチェンジしまくり、ギャラガー兄弟の独裁政治バンドのOasisと違って、Blurはグレアム離脱時期を除けば同じメンバー。

こういうところも好きです。

その後グレアムの心情的にもいろいろ重なって、さらにアル中になって一時脱退…

スタイリングの話に戻ります。

先程のスタイリング写真で着ていたStussyのTシャツですが、グレアム・コクソンのあのアイテムと引っ掛けて選んであります。

お気付きでしょうか？

RAT

そう、RATです！

エレキギターを弾く方はもう分かったのではないでしょうか！？

グレアム・コクソンのアイコン的な歪みエフェクター

PROCO RATですね！！しかも2台直列で繋ぐのが彼のスタイル！

それにTシャツのデザインをダジャレ的に合わせました。

StussyのTシャツもラットが二匹。

完璧。

ちなみにグレアムがRATを踏む瞬間はSong2のMVでも観ることができます。

Blur時代はもちろん、ソロになってからもRATはずーっと彼の足元に置かれています。

このStussyのTシャツはLITHIUMから借りてきたのですが、最近なかなか見つからないようで…

今後もしLITHIUMで入荷したら絶対買って欲しいです。笑

そしてさらにBlurっぽさを出す為に、スタイリング写真の足元はClarksのデザートブーツを合わせています。

靴は私物なのですが、持ってる方も多いと思うのでぜひ取り入れてほしいです。

初期の頃はグレアムとアレックスはClarksをよく履いていましたね！

そのイメージで選んでいます。

裾はロールアップでスッキリと合わせた方が良いです。グレアムといえば半端な丈のパンツですから。

これだけいろいろ仕掛ければチノパンという超絶ノーマルアイテムを使ってもBlurな雰囲気はかなり出せます！

以上、こんな感じでいかがでしょうか。

Blurの服装は前期〜後期で変遷があるので、それぞれ好きな時代のイメージで楽しんで頂けますよ！

等身大こそブリットポップだから！といって、

あまりにも普通すぎるスタイリングだと伝わらなかったりするのが難しいファッションですが、ちょっとした仕掛けで完成させることができます。

お店で相談にも乗れますので、興味が湧いたらぜひ挑戦してみてください。